女性のがんの中でも一番多いのが、乳がんです。日本では16人に1人が乳がんになっているといわれます。乳がんは早期発見し、直ちに治療を開始すれば治癒する可能性が高い病気です。
乳がんの発生と進行には、女性ホルモンが関係していると考えられています。出産の減少、食生活の欧米化、初潮年齢が若年化、閉経時期の遅延など、女性ホルモンの影響を受ける期間が長くなった事が、近年の乳がん増加に関連があるとされています。
乳がんの最も大きなリスク要因は遺伝的なものです。母親や姉妹に乳がんになった人がいる場合は、リスクは2倍になるといわれています。また、次のような場合はなりやすいといわれています。
早期の乳がんでの場合、自覚症状はあまりありません。がん細胞が時間の経過とともに増殖し、浸潤がんとなり、気が付いたときには血管やリンパ管へと広がっていることがあります。つまり、乳がんの症状は「しこり」だと思っている方も多いですが、初期の頃は「しこり」のような自覚症状がありません。
初期の自覚症状ない乳がんは、定期的な自己管理をする必要があります。乳がん検診の機会を利用してください。特に、40歳以上の方の乳がん罹患率は、子宮がんの約2倍、卵巣がんの約4倍と言われています。
自己触診により乳房の変化があった場合は、すぐに医療機関を受診してください。
当院では多くの方に躊躇なく検診を受けていただけるように、乳がんの検診は女性技師が担当いたします。
マンモグラフィ検査は広範囲に読影可能で、小さな石灰化の段階の腫瘤を発見することができます。ただし、乳腺が発達している20~30歳代の乳房では、十分に病変を検出しにくい場合があります。 超音波検査とマンモグラフィ検査はどちらも乳房の検査ですが、原理や精密度が異なり、どちらが正確かという比較は簡単にはできません。どちらも乳がんの検査としては欠かせない検査です。乳がんの発見率を上げるためにも、視・触診とマンモグラフィ検査、そして超音波検査を併用した乳がん検診が有用です。検査は女性技師が担当しますので、安心して検査受診できます。
超音波検査とは、超音波をあてて、そのはね返ってくる(エコー)を画像化する検査で、しこりの有無を確認していきます。マンモグラフィ検査とは異なり、放射線の影響や痛みがなく、手で触れただけでは判定しづらい「しこり」を発見できます。
小さな石灰化は発見しにくいというデメリットもあります。乳房に腫瘤(しこり)が存在した場合、腫瘤の形状や広がり方・性質等から、良性なのか悪性なのかを判断していきます。検査は女性技師が担当しますので、安心して検査受診できます。
「マンモグラフィと超音波検査どちらの方がいいのですか?」とのお問い合わせをいただきますが、マンモグラフィと乳房超音波検査では見ているものが違います。 マンモグラフィ・乳房専用のレントゲン検査で、圧迫板で乳房をはさみ、薄く引き延ばして撮影します。石灰化を作るがんに対して非常に有効です。 超音波検査:超音波を出す「プローブ」と呼ばれるセンサーを当て、はね返ってくる音波を画像化して、乳房内部の様子を映し出します。しこりを作るがんに対して有効です。 それぞれに長所と短所がありますので、両方お受けいただくのが理想ですが、どちらか一方をお受けいただく場合は年齢を目安としてください。若い方は一般的に乳腺が発達しているため乳房超音波検査が向いています。当院では、目安として以下のようにお勧めしています。
足立区 初! 痛くないMRI乳がん検診 当院ではMRIでの乳がん検診を始めました。 検査時間は20分程度で圧迫などはしないためマンモグラフィーのような痛みもありません。
検査はTシャツを着て撮影することが可能です。 MRIでの撮影は専用の機器にうつぶせに寝て撮影します。
デンスブレスト(高濃度乳房)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。日本人の半数以上は、マンモグラフィ検査で乳房が白くなってしまいます。しかし、MRI乳がん検診(DWIBS法)では、乳腺の濃度の影響をほとんど受けないので、デンスブレストの方でも問題なく受けることができます。
乳腺MRI専門の医師による画像評価(読影) 撮影した画像は提携先であるドゥイブスサーチに依頼し、専門的な読影(画像の評価)をいたします。 その後、読影結果は報告書としてご郵送させていただきます。 また、当院には東京女子医東医療センターの乳腺外科の先生が来られています。 何かあれば当院で乳腺外科の受診も可能です。
価格乳がんMRI検診:22,000円(税込)内容MRI撮影・読影・読影レポート送付
※注意
ペースメーカーや体内に金属がある方(手術のプレートや機器)はMRI乳がん検診はお受けできません。事前にご確認ください。
お申し込みは下記の電話番号よりお申し込みください。
WEB予約システムからのご予約も可能です。
『無痛MRI乳がん検診のご予約はこちら』
完全予約制となっております。
070-3244-5784(健診担当者宛)
03-3854-3181(代表)
>乳がん検診促進キャンペーンポスター画像
指の腹を使って乳房全体をくまなく触れてみましょう。乳頭を中心に円を描くようにしてもよいし、肋骨に沿って横に指をずらしながら触れていってもよいでしょう。指でつまむのではなく、ていねいにおさえるようにして行ってください。
入浴時や着がえのときに、鏡の前で腕の上げ下げなどのポーズをしながら目で確認します(視診)。
おやすみ前に、あお向けの姿勢で乳房やわきの下のリンパ節をさわります(触診)。
閉経前:月経が始まって1週間くらいが適しています。閉経後:毎月1回一定の時期に行ってください。自己検診を続け乳房の正常時の状態を知ることで、小さな異常やしこりに気づくようになります。
いつもと違うしこりやかたさがないか。
えくぼのようなくぼみがないか。
乳頭がただれたり、かさぶたになっていないか。
乳頭から血液が混じったような分泌物がないか。
わきの下に、しこりがないか。
皮膚が赤くはれたり、オレンジの皮のようにざらざらしていないか。
>毎月1回の自己検診の方法とポイントPDF
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